読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

交渉成功談:契約更新料の交渉

これは比較的最近のことだ。

昨年8月に賃貸の契約期間が終わることになり、契約を更新するかどうかの決断を迫られた。

 

まず、今の不動産屋からは6月頃から「どうする?」という催促が来ていたが、だらだらと8月まで伸ばしていた。

 

しばらくリサーチしたいというのと、相手から「他の入居者を探す時間」を奪う、すなわち選択肢を奪うため、という下心もあった。

 

早めに「出ていきます」と言えば、相手は次の入居者を探し始められるし、

「更新します」と言えば、こちらの交渉の余地がなくなる。

 

うちの契約はちょっと特殊で、更新するといっても実際は新規契約と同じ扱いになる上、一年しかない。

 

礼金も仲介手数料も取られてしまう。

 

これならほかを探したほうがいい場合もあるので、実際に他の不動産屋に聞いて似たような物件を探してもらった。

 

もう、道の向かい側の、実質生活的にはなにも変わらないような近さ。

 

そこはオーナーに確認して礼金を無しにしてくれると言ってくれた。

(現状を伝えたので割り引いてくれた)

 

よし。

 

この材料を持って今の不動産屋に話し、結果として礼金を半額にしてもらい、再契約する事になった。

 

よっしゃ、交渉成功!

 

詳細は、実際のメールを引用しておく。

 

①5月末:不動産屋→自分

そろそろどうですか・・・?というメール。

交渉開始の合図だ。

◯◯様

お世話になります。
で御座います。

以前のメールへの再送という形で申し訳御座いませんが、
現在の御住まいのお部屋の契約満了が、
今月末で残り3ヶ月という形になります。

次のお部屋へのお引越しを検討されているようでしたら、
タイミング的にもそろそろ探し始めるタイミングでも宜しいかと存じますが、
◯◯様のご都合如何でしょうか?

再契約手続きをしない場合でも、
お部屋探しとしてお手伝いは可能ですので、
御気軽にお申し付け頂ければと存じます。

引き続き何卒宜しくお願い致します。 

 

②6月末:不動産屋→自分

リマインドの催促。こちらからの反応は鈍い。

◯◯様

お世話になります。

本日お電話もさせて頂きましたが、
以前メールをお送りさせていただきましたご自宅の再契約に関しての、
ご連絡をさせて頂きました。

以前メールをさせて頂いたタイミングから、
1ヶ月が経過し残り2ヶ月で満了となる時期になってまいりました

オーナーとしても、
再契約に関して入居者の◯◯様が、
どのようにお考えなのかを非常に気にされている状況です。

お忙しいとは存じますが、
一度◯◯様の現在のお考えの状況をお伺い出来れば幸甚です。

何卒宜しくお願い致します。

 

③7月中旬:自分→不動産屋

電話をもらったりしたので、いyいいよ本題に入る。

△△様

 
五月雨式のメール恐縮です。
 
下記、交渉できますでしょうか?
 
A.賃料の値下げ
1〜2万円(3.4~6.8%)程度でも
 
B.定期借家契約から通常の契約に切り替え
また二年以上住むかは不明ですが、次回のタイミングでのコストを減らしたい
 
諸々事情は厳しいのは承知していますが、何卒ご検討よろしくお願い致します。

残念ながらこの交渉は認められなかったので、他の物件も紹介してください、と伝え、いくつか見せてもらった。

しかし、タイミングよく内見や入居が難しいものが多く、あまりいいものがなかった。

同時に他の不動産屋にも物件を見せてもらうよう頼んでリサーチを始めていた。

 

④8/17:自分→不動産屋

この時点でかなり締切が近い。あっちも焦り始めているはずだ。

ここでまた条件を提示。

 
お返事遅れてすみません。
 
現在他社に提示頂いた非常に近い条件の物件の候補がありまして、乗り換えるなら礼金1ヶ月を差し引いてくれることになりました。計算してみるとこの方が若干条件が良さそうです。契約も2年ですし、内見もして気に入っています。
とはいえ様々な要素がありどちらか迷っています。
 
様のお力で再契約の条件を改善する余地はございませんでしょうか?
仲介手数料を多少割り引いていただくとか。
そうすると決定打になる気がしています。
 
ご検討いただけると幸いです。
 
以上よろしくお願い致します。 

 

⑤8/17:不動産屋→千綿

よし!相手から譲歩の条件を引き出した。

これで計算して2件を比較してみる。

◯◯様

お世話になります。

ご連絡頂きまして有難う御座います。
状況はよく分かりました。

具体的に再契約の条件に関して、
仲介手数料をどうすればご契約頂けますでしょうか?

具体的な数字をご教示下さい。
そのお話を社内で協議させていただきます。

目安として、
仲介手数料半月でしたら可能性はあるかもしれませんが、
無という事は難しい旨予め申し上げておきます。

何卒ご確認の程宜しくお願い致します。  

 

⑥8/17:自分→不動産屋

ここからはコミュニケーションを密にして一気に畳み掛ける。

△△様

先方の割引と御社の割引の出所が異なることは承知しているので恐縮ではありますが、半月が最大かと思いますのでその線で検討いただけますでしょうか

よろしくお願い申し上げます。 

 

 ⑦8/17:不動産屋→自分

動き出した!

◯◯様

お世話になります。

現在社内調整中ですので、
少々お待ち頂けますでしょうか。

併せて再度オーナーにも譲歩頂ける部分は無いか、
打診中です。

上記進捗が有り次第ご報告させて頂きますので、
少々お待ちください。

何卒宜しくお願い致します。 

 

 ⑧8/20:自分→不動産屋

すでに電話で速報をもらっているが、半額の減額に成功したので、再契約します、と伝える。交渉成功!

△△様

 
先ほど電話でのご連絡ありがとうございました。
半月の割引を確約していただけるということで、誠にありがとうございます。
諸々検討しまして、この条件であれば現住所で御社との契約をすることにしました。
来週土曜日10:30AM以降でしたらいつでも対応可能ですので、時間と持って行くべきものをご教授ください。
よろしくお願い致します。

 

 ⑨8/22:不動産屋→自分

◯◯様

お世話になります。

オーナーからの礼金の交渉の結果が先ほど来ましたので、
下記の条件にて契約の締結を進めさせて頂ければと存じますので、
お目通しの程宜しくお願い致します。

【最終契約条件】
・賃料:290,000円
礼金:200,000円(9万円の減額成功)※
・仲介手数料:235,000円+消費税(5.5万円の減額)※
・契約期間:2016/09/01 ~ 2017/08/31

礼金の交渉が出来ましたので、
賃料の半月分の減額になるように仲介手数料も減額させていただいております。

【契約時必要書類】
・◯◯様 実印
・◯◯様 印鑑証明書(以前の契約と変わっていた場合のみ)

【契約日程】
8月27日(土) 10時30分~
@弊社 オフィス

御了承を頂きましたら、
再度契約書の作成およびオーナーの最終承認に入りますので、
ご連絡頂ければ幸甚です。

何卒宜しくお願い致します。

 

⑩8/22:自分→不動産屋

これで交渉は完了した。

△△様

 
下記了解いたしました。
それで進めていただければと思います。
もう一方の候補には断りを入れておきます。

 

ちょっと勇気を出して頭を使えば、14.5万円も節約できた!

今回も半分は意図的に、半分は偶然の力で交渉の「場」を作ることができた。

 

というか、全部で半額かー。不動産屋も半額負けてくれよ。

しかし、ここは相手が上手なのか、先にアンカリングされてしまい、自分も深く考えずにすすめてしまった。

 

出処が違うので、仲介手数料を半額、オーナーにも礼金の減額をお願いするように頼めばよかったかな?

 

まあ、しょうがない。

次に活かそう。

 

不動産屋には「(勉強したので)次も弊社でお願いしますね」と言われたが、交渉は済んだので、特に拘束力・強制力はない。

特になんとも思わないし、お願いするつもりもない。

 

今度の夏は確実にここを出ていくだろう。力学を考えれば、今の不動産屋とはやる気のない契約の交渉をしつつ、別の不動産屋2件以上で比較・交渉をする流れになるだろう。

 

引っ越しかぁー。

めんどくせーなー。