交渉失敗談:ビザ関連サポート費用の交渉

記憶が新しいうちに書き記しておく。

ただ、これは正確には失敗とは言えないかもしれない。

交渉するための材料があればもっと有利に事をすすめることはできたかもしれない、という振り返りだ。

 

 

某国の企業のスタッフ数名(人数不明)を日本の自社に招聘することになった。

某国のスタッフがうちで一時的にでも働くためには日本のビザを取得しなければならないらしい。

 

僕はまったくその方面に知識も経験もない。

 

時間もないので、ビザの手配を最速でしなければならない。

 

ビザの発行は日本政府なので、その部分は自分のコントロール下になく、スピードアップはできない。

 

また、3日後には僕がその某国に出張に行くので、日本にいる時間も少ない。

 

人事の伝で、旅行代理店を紹介してもらった。

 

旅行代理店の人たちが会社に来てくれると言う。

 

しかし、提案された来訪日をみると、もうその日は某国に出張で行っているはず。

 

となると会うのは出張前か後、後になれば全体のスケジュールは遅れること必至。

そう伝えると、急遽次の日に来てくれた。

 

そこで情報を交換し、基本はお願いする方向で、出張に旅立った。

 

出張中に9人招聘することが決まり、某国に居ながらにしてその旅行代理店とメールでやり取りをしながら、ビザの準備を進めることができた。

 

費用は 7万円 x 9名 の63万円だ。

 

上司が軽く調べたらしいのだが、資料準備は大して難しくはないらしい上(下手したら自分たちでもできる)、探せばもっと安くやってくれるところはありそうだ、と教えてくれた。

 

もっとも、

「まあ、とはいえしょうがないよね」

という話で同意はしているのだが。

 

(状況的にしょうがないのだが)今回は何もかもが後手に廻り、ほかにチョイスがない状態での取引となった。

 

こちらが不利な「場」であったことは明白。

繰り返しになるが、これだけの弱みがリストアップできる。

 

・締切が近い

・さらに(出張などで日本にいる)時間がない

・当方に知見が全くない

 なにをどうすればいいか全くわからない

 コツなどあるかもしれない

・やり直しの時間がなく失敗できない(ので専門家に頼むしかない)

・詳細がつかめていない

 招聘するかどうかの最終決定は出張で決める

 誰を招聘するか決まっていない

 その人達はパスポートを持っているかもわからない

・他の業者をあたってない

 相場を知らない

・急なスケジュールでも来訪してくれた

 人事が紹介してくれた

 

結果的に真摯に対応してくれて、無事にビザは降りたとは言え、

これでは、一人8万円、9万円と言われても抵抗はできなかっただろう。

 

時間がなく、情報がない状態では、落とし所のイメージさえできず、完全に相手の言いなりである。

 

しょうがないけど、ちょっと悔しい経験であった。